2025年平安ステークス(GIII、京都ダート1900m、5月24日)の予想をお届けします。以下は、過去データ、コース特性、出走馬の近況、追い切り情報、血統傾向などを基にした分析と推奨馬です。
レース概要とコース特性
レース: 平安ステークス(GIII、4歳以上、別定、ダート1900m)
開催: 2025年5月24日、京都競馬場
コース特性: 京都ダート1900mはスタートから最初のコーナーまでが長く、先行馬が有利な傾向。過去10年のデータ(2021・2022年は中京開催を除く)では、4コーナー通過順が5番手以内の馬が好成績。瞬発力よりも持続的なスピードとスタミナが求められる。稍重~重馬場でも実績のある馬が有利な場合が多い。
過去傾向: 4歳馬が強く、過去10年で6勝。関東馬は前走重賞連対などの好条件がないと苦戦(栗東所属馬が優勢)。血統ではホッコータルマエやキングカメハメハ産駒が好相性
出走予定馬と有力馬分析
以下は、登録馬および想定騎手の一部(5月23日時点の情報)とその評価です。
- ブライアンセンス(牡5、岩田望来)
- 血統: ホッコータルマエ×ヒラボクビジン
- 近況: 2025年マーチS(GIII、中山ダ1800m)で1着、アルデバランS(京都ダ1900m)も勝利。京都ダート1900mへの適性が高く、稍重馬場も問題なくこなす。脚質は先行~中団で自在性あり。
- 追い切り: 最終追い切りで鋭い動きを見せ、状態は良好。
- 評価: AI指数1位の評価もあり、コース適性と安定感から本命候補。帝王賞の前哨戦として順当な走りが期待される。
- メイショウハリオ(牡8、浜中俊)
- 血統: パイロ×メイショウボーラー
- 近況: 2024年にダート重賞で活躍したが、最近は8歳という年齢からかやや衰えが見られる。それでも京都ダ1900mの平城京Sで2着(2024年)など、コース実績は十分。斤量59kgは厳しいが、復活の可能性は残す。
- 追い切り: 動きは軽快で、ベテランながら状態は悪くない。
- 評価: 実績は最上位だが、年齢と斤量を考慮すると連下候補。
- ジンセイ(牡5、川田将雅)
- 血統: ゴールドアリュール×サンデーサイレンス
- 近況: 堅実な成績で、ダート中距離で安定。京都ダートでは崩れにくいタイプで、先行策から粘り込む競馬が得意。
- 追い切り: 好調を維持し、川田騎手の継続騎乗もプラス。
- 評価: コース適性と騎手の信頼度から上位争い濃厚。
- アウトレンジ(牡6、松山弘平)
- 血統: アジアエクスプレス×キングカメハメハ
- 近況: 京都ダートで【1-1-0-2】と複勝率50%。みやこS(GIII)でサンライズジパングと0.1秒差の2着(57kg)と実力は十分。重馬場も得意。
- 評価: 穴馬として魅力。人気薄なら妙味あり。
- ロードクロンヌ(牡6、藤岡佑介)
- 血統: キズナ×クロフネ
- 近況: マーチSで3着。京都ダート1900mは初だが、先行力とスタミナがあり適性は悪くない。
- 評価: 堅実だが、ブライアンセンスとの比較でやや見劣り。連下~3着候補。
- 穴馬候補
- タイトニット(牡5、坂井瑠星): 京都ダ1800mで2着実績。軽視されがちだが、先行できれば粘り込み可能。
- ライオットガール(牝5、吉村誠之助): 牝馬ながら55kgの軽量が魅力。京都ダートで好走歴あり、展開次第で一発の可能性。
予想印と推奨馬券
- ◎ ブライアンセンス: コース適性、近況、騎手の相性から軸に最適。
- ○ ジンセイ: 堅実さと川田騎手の継続騎乗で信頼度高い。
- ▲ メイショウハリオ: 実績は断トツだが、年齢を考慮して3番手。
- △ アウトレンジ、ロードクロンヌ、タイトニット: 穴馬として連下候補。
- 注 ライオットガール: 大穴で3着以内に食い込む可能性。
推奨馬券(予算に応じて調整):
- 単勝: ブライアンセンス
- 馬連: ブライアンセンス – ジンセイ、メイショウハリオ、アウトレンジ
- 3連複: ブライアンセンス – ジンセイ -(メイショウハリオ、アウトレンジ、ロードクロンヌ、タイトニット、ライオットガール)
- 3連単: ブライアンセンス→ジンセイ→(メイショウハリオ、アウトレンジ、ロードクロンヌ)
最終コメント
平安ステークスは先行馬が有利なレースで、ブライアンセンスの安定感とコース適性が光ります。ジンセイも堅実で逆転の可能性あり。メイショウハリオは実績十分だが、年齢による衰えが懸念材料。穴馬としてアウトレンジやライオットガールが展開次第で絡む可能性も。馬場状態(稍重~良予想)を考慮し、稍重実績のある馬を重視しました。
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